2020年10月2日金曜日

旅人と鴉のために

   右の写真は、ペイント3Dを使って初めて、昨夜の十五夜のお月様と薄(すすき)とお月見団子を合成した。軽くお笑いください。

   さて、「柿の実は全部採ったらあかん。ひとつ二つは旅人のために、あとのひとつ二つは鴉のために残しとくのや」・・昔、大和(奈良)の先輩にそう教わったときには、大和の人はなんて心が優しいのやろうと感激したものだ。木守柿(きもりがき・こもりがき)という。

 広辞苑には、【きまもり】(木守)として「来年もよく実るようにというまじないで木に取り残しておく果実」とあるが、広辞苑に代表される各種事典のこの種解説に比べて大和の言い伝えはなんと奥深いことだろう。

   わが家の柿の木は狭い庭をはみ出しそうだったので、今年は無茶を覚悟で強剪定したので全く不作である。それでも幾つか実がなっているのだが、ちょっと油断している間に数個ヒヨドリや鴉に喰われてしまった。

 私は大和の古老ほど優しくないので、ヒヨや鴉が来たら「こらっ」と追っ払っている。

 さて、近所の緑地(小山)に渋柿の木があり、冬にはメジロやツグミなどが来て私の写真の撮影ポイントになっている。

 鳥たちは基本的にはよく熟してから来るのだが中には早くからやってくるイラチもいる。ものの本には「甘く熟してから食べに来る」と書いてあったりするが事実でない。まだ渋いはずの時期でも啄ばんでいる。

 エゴの実のようにエグイ実も鳥は食べるから、我われとは異なる味蕾を持っているに違いない。あんまり解説書など信じずに、実際に自分の目と耳で観察するのがよい。自然は不思議なことばかりで飽きることがない。

2 件のコメント:

  1. 編集作業を終え少しのんびりしている間に菅爺はとんでもないことをやらかしている。学術会議会員の任命と、マスコミを抱き込むオフレコの朝食会、言論弾圧を一気に強めています。うかうかとしてられん!でも柿の木の話は束の間、のんびりさせてもらえました。

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  2.  ひげ親父さん、同感です。学術会議の件は明日アップする予定です。

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