2020年10月15日木曜日

WTCビル二重行政論は誤り

  中野雅司氏のFBより・・

 本当にWTCと臨空タワーゲートは、二重行政だったのか? これは、実は、前の住民投票の時でもそうではないということがハッキリと証明されています。 維新がしつこく言い続けているだけで、嘘も100回言えば本当に聞こえるというサンプルです。 本当のことは、実際に市会議員だった稲森さんがきっちりと書いてくださっています。

 稲森豊氏のFB 

 WTCビルは二重行政ゆえに破たんしたのか?松井市長と維新の会のデマを斬る

 松井市長はテレビ討論会等でWTCビルの破たんを二重行政の無駄の象徴として挙げ大阪市を解体すべきと主張している。これに対して日本共産党大阪市会議員団はWTCビルは無駄な大型開発という政策選択自体の誤りであり今後改めれば済むこと反論している。一般市民はどっちが正しいのか判断に迷っている。

 当時、大阪市議としてこの問題にかかわってきた一人として判断資料を提供したい。 提示した資料は2002年当時、WTCビル等の破たん処理の議論に資するため大阪市会議員団として市の財政当局から提供された数字をまとめたものである。

 この資料で明らかなように大阪市の起債残高(借金)は1990年のバブル崩壊以降1兆円弱から10年間で2兆6千億強と2.6倍へと急激に増えている。そしてその当時WTC以外でも第3セクターによる開発があちこちで行われ、それらのほとんどが破綻し巨額な負債を生み出しているのである。当時、日本共産党は財政を悪化させ、大阪市民を苦しめている原因は大阪市が「不公正乱脈な同和行政、財界中心の巨大開発事業」という2つの濫費の病を抱えているからである。と表現したが、WTCビルは無駄な巨大開発政策の誤りの典型であることは明らかである。松井市長いい加減にレベルの低いデマはやめて下さい

 森裕之氏のコメント

 2000年頃にWTCATCの財務分析をやったことがあります。そこでわかったのは、どちらも建設費にともなう借入額が膨大で、元利償還と減価償却だけで費用が膨らみ、そもそも収益性がありませんでした。これはバブルの関係で当時全国の三セクが陥っていた財務構造であって、二重行政などとは関係がないものです(臨空ゲートと単に高さを競い合った形跡があるというだけで、それで財務構造が悪化するなどということはありません)。

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