一昨日の記事で『でろれん祭文』を奈良町の徳融寺で聴いたと書いたが、その徳融寺は、2013年7月13日の『維新と大砲』に書いた奇人・吉村長慶ゆかりのお寺でもある。吉村家は当時檀家総代のようであったらしい。
写真は山門入ってすぐの『世界二聖・大日如来像』という大きなレリーフで吉村長慶が昭和12年に建立した。
釈迦 と、十字架を背おったキリスト が横臥し、マント姿の吉村長慶が二人の間にわり込んで、「あなた方が寝ている時ではない。はやく起き上がってこの世の乱れを救ってください」と胸をゆすっている。
笑うなかれ。邪心を捨てて直視して、私は素直に感動したぞ!
読みにくいが、讃文の「軍馬の嘶(いなな)きは則ち国を亡ぼす」の六文字が官憲の目にふれ、戒告があったため寺は扉をつけて秘仏としていたとも。
2013年にも書いたが吉村長慶に深入りすると底なし沼かもしれないのでこの辺で置く。
2013年の記事とコメントでは、戦前の右翼の昭和維新のスローガンと大阪維新の同質性についても少し触れた。
先日OB仲間のTさんから「季節には、元興寺小塔跡の枝垂れ桜が見ものだ」とメールをいただいた。「でろれん祭文」の折りはまだだったが、そろそろ見ごろかもしれない。
その桜は、近鉄やJRの駅から行って徳融寺の少し手前にある。
賢人は奇人なり春徳融寺
賢人は奇人なり春徳融寺
「維新の嘶(いなな)きは則ち国を亡ぼす」。中身のない耳あたりのよい「公約」を繰り返し、それをマスコミが拡声する。
返信削除元々認可されるはずもない森友学園を、わざわざ基準を変えて、臨時に審議させて「認可した」したのも維新の大阪府政。
吉村長慶は叫んだ「起きよ!」