古都奈良に春を告げるという言葉が枕詞のように定着した東大寺二月堂の修二会(十一面悔過法)が始まっている。
近頃は宣伝のせいか非常に混雑するので行っていないが、いつかは夜中の行事に付き合ってみたいものだと思っている。
堂内は練行衆が作った椿の造花で飾られているという。
庭先の椿の花を見ながら心は二月堂へ飛んでいく。
先日のシルクロードはサマルカンドの記事で、仏像はガンダーラを中心とするシルクロードでギリシャの神像と融合して誕生したことを書いたが、そのときにゾロアスター教とも融合したのは間違いない。
東大寺二月堂修二会の行事は最終日前日の行事から「お水取り」という愛称のようなものが拡がったが、行事全体で見ると、「火の祭典」という方が近い。
国宝だらけの古く乾ききった木造建築物の中でまで松明が踊り狂うのだから・・。
そこにゾロアスター教のDNAを考える人も多い。
興味が尽きないが適切な著作物を未だ見つけ出していない。
青丹よし奈良に伝わるお水取り青衣の女人を聞き漏らすまじ
0 件のコメント:
コメントを投稿