2019年3月7日木曜日

別離


 既にいない義父は、住居の建て替えの際、ほゞ意中のハウスメーカーを決めていたのだが、説明に来る約束の時刻に遅れたからと問答無用でその会社を除外した。
 約束の時刻を守れないような者の言うことは信用できないと、ある意味単純明快だった。

   私が現職だったころの思い出でも、仕事には報告期限とか、多くの提出期限があった。
 特に、金銭にかかわる事項は期日を一日でも超過すると時効が発生したりしたから当然といえば当然だった。
 体制も整わないままそういうことを一方的・形式的に上司から追及されると過重労働になる側面があるが、ある意味では目標を定めて期限厳守で仕事をするのは労働者として当然の職場モラルでもあったと私は思っている。
 
 そんな「前説(まえせつ)」をどうして書くかというと、民主運動の中でも、出来栄えは別にして、約束した期日と内容はやはり仕上げるというモラルが必要だと思うからである。
 ダンドリ君ではないが2019年4月に統一地方選挙があることは4年前から分かっていた。
 そこに向けてミニコミ紙を出そうということは4年前とは言わないまでも何か月も前から分かっていた。
 そして、期日直前にアクシデントがある可能性も何回も経験してきた。
 それを読み込んで準備するのが社会人といえないだろうか。
 最初に決めた期日である6日、少なくない仲間からファックスやメールで原稿が届いた。
 みんな大人でありモラルある市民である。ありがとう。

   閑話休題、 別離の挨拶は市民社会の常識であろう。
 ジョウビタキ♀が別れのあいさつに来てくれた。
 渡り鳥の渡りの不思議は一冊の本になるし、それでも解明できていないことがいっぱいある。
 このジョウビタキはどんなコースを取るのだろう。
 北朝鮮の貧困、中国北部の大気汚染、ロシア・シベリアの経済開発に負けずに来年も来てほしい。
 渡り鳥はあれこれ言い訳などせず渡っていくのが偉い。

   北帰行また秋あおうジョウビタキ

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