自分は全く詠むことができないが読むのは楽しい。
5月30日の朝日俳壇・歌壇を読んで楽しかったものを拾ってみた。
■ 毒草の食べられさうな若葉かな (米子市)中村 襄介
たしかに、セリに似たもの、ヨモギに似たもの、これぞ山菜!といった顔をしたものがあるので「知ったかぶり」は禁物。
■ 虎杖(いたどり)を食べるこの地に永住す (三重県大台町)瀬川 令子
5月2日の記事の『虎杖をいただいた方』は三重県出身でした。
■ 山裾の構造線は西に伸び伊方を抱きて阿蘇熊本 (松山市)宇和上 正
伊方も川内も構造線の上。情報は完全にアンダーコントロール。
■ そんな歌詠めばたちまち官憲にしょっぴかれると言ひし亡き母 (鴻巣市)佐藤 竹次
サミットの過剰警備によく似た時代を感じるのは心配し過ぎだろうか。
■ 国めでる記事読みながら息苦し七十二位のわたくしの国 (磐田市)伊藤 正則
全く同感。敗走を転戦と言い換えたように、アベノショックをリーマンショックと言う首相あり。
■ 竈(かまど)無く煤無く子無くが中止の弁人麿(ひとまろ)神社のススツケ祭り (大和郡山市)四方 護
これには笑った。そうだろう。煤は工夫をすればどうにかなる。一番深刻なのは参加する子が無くなったことではないか。
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