庭掃除をサボっている言い訳ではないが野草をそのまま愛でている。
もっと繁殖力がなかったらならば市場価値がありそうな美しい野草も多いが、繁殖力が強すぎるばかりに市場価値がないどころか、人々に「雑草」と呼ばれて引っこ抜かれる草も多い。
なので我が庭の風情を解ってくれる人はほとんどいない。
孫の夏ちゃんは4歳クラスに進級し、間もなく5歳の誕生日を迎える。
プレゼントはリカちゃんの洋服を指定されている。
その夏ちゃんが我が庭の草を指して「キュウリ草だよ」と教えてくれた。
冒頭に偉そうなことを言ってしまったが、いつも嫌というほど見ているが、私には「ただの草」としか見えていなかったものだった。
確かに可愛い花だとは思っていたが、花の直径が2~3ミリなので、ほとんど目立たない。
その名を孫に教えてもらったわけである。
「胡瓜の匂いがする」らしいが、匂いは実際には解らなかった。
だいたいがほとんどの野草は胡瓜の匂いと言えなくもないし。
それよりも「負うた児に教えられ」とはこのことだろうと嬉しい。
ラベルは爺ばか日誌。
夏ちゃんに「誰に教えてもらったの?」と聴いたら、「本」と答えた。図書館の本で知ったという。
返信削除祖父ちゃんは感心しすぎて絶句した。