2016年5月26日木曜日

蟷螂の斧

   このブログの読者である友人のひげ親父さんはカマキリが苦手なので今日の記事(写真)は一瞬ためらったが、私としてはあまりに可愛いのでアップすることを許してもらおう。

 カマキリは不完全変態といわれている。
 卵から孵ったときから一人前の容貌をしていて、何回か脱皮を繰り返すだけである。

 写真の若虫(じゃくちゅう、わかむし)は8ミリ~9ミリだから文句なく可愛い。
 それでも私が撮影のために物差しを近づけるとファイティングポーズをとる。

 蟷螂の斧という言葉がある。
 自分の力量(非力)をわきまえもせず強敵に立ち向かうはかない抵抗を軽蔑して言う。
 だがしかしである。
 共産党副委員長市田忠義さんのフェースブックで感銘を受けたことがある。
 氏はこのように綴っておられた。

 政策や理念がどれだけ正しくても、また、どれだけ力一杯頑張っても、情勢や政党状況によっては、その頑張りが得票や議席に結びつかないことはよくあることだ。
 私が書記局長の任にあった13年の間に、勝利の記者会見をした国政選挙は、2013年の参議院選挙、ただ一回だけである。
 二大政党づくりという最強の共産党封じ込めシフトのもとで、頑張っても頑張ってもなかなか議席増に結びつかなかった。
 それでも全国の党員と支持者の皆さんには、それこそ歯をくいしばって「真理は必ず実る」「道理ある主張は、時間がかかってもやがて多くの人々に理解してもうことができる」と必死に頑張っていただいた。
 (中略) 歴史は決して無駄には進んでいない。
 雨の日も風の日も、じりじりと太陽の照りつける暑い日も、手のかじかむような寒い日も、みんなで撒いた一枚のビラ、そして署名、ポスター、電話、ハンドマイク宣伝、一人スタンディング、「集い」、集会、デモ…等々。
 「果たしてこれが役立つんだろうか」と懐疑的になったときもあったに違いない。
 でもそれは決して無駄ではなかった。 (後略)
 ・・・・として5党合意後の野党の共闘を語り、「いまは、頑張ったら、それが遠くない時期に実る可能性が満ち満ちている状況のもとで活動している。幸せだ。恵まれている」と・・・。

 私は氏があげられているような数々の努力とは程遠く、かつて労働運動の末席で民主主義を願う運動に少しだけ関与していただけである。
 それでも、提起されている精神はじ~んと胸に落ちる。
 人生のあらゆる場面で通用する教訓だと思う。
 だから、蟷螂の斧でもいいではないか。
 勝手に情勢を読んでタオルを投げ入れることはない。
 そうだ! 若虫がんばれ!

5 件のコメント:

  1. このご感想、こんど氏とお会いできたらしっかりお伝えしておきます。

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  2.  ツルさん、コメントありがとうございます。
     このコメントだけで感謝です。

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  3. いくら小さくてもダメなものはダメ!ですが(´;ω;`)。市田さん、大阪での講演でも「人間として味があるな~」と感じてましたが、長谷やんの記事と鶴岡さんのコメントで、なんか、市田さんがぐっと身近に感じられました。有難うございました。

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  4.  ひげ親父さん、写真の件はご容赦を!
     市田さんはやっぱり国会に必要な方ですね。
     講演に来られていない方々にその人柄を伝えるためにSNSでフォローしたいものです。

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  5.  「蟷螂の斧」然りです。対極に位置する、やる前から負けと決めてかかり挑もうとしない姿勢こそ、批判されるべきでしょうね。

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