奈良・春日大社の参道、一の鳥居・影向(ようごう)の松を少し入った先の北側に大きなムクロジの樹が立っていて、その上に竹が生えている。
以前に私は「何十年かに一度実った竹の種が風か鳥かリスによって運ばれて芽吹いたのだろうか」と書いたことがあるが、4月にOB会で遠足に行ったとき、「地下茎が伸びてきたのだろう」という意見も出た。
そしたら先日、生物学の谷幸三先生がSNSで、「隣の国立博物館の庭の孟宗竹の地下茎が伸びてきて、真ん中が煙突状になった古木を突き抜けたもの」と書いていた。
きっと専門家として上から覗いたことがあるのだろう。
確かにフェンスの際まで孟宗竹が来ているからおおむね肯けるが、ムクロジの大木周辺には竹が全く見えないから、今現在の私の心境は「よく解らない」ままだ。
ちなみに、ムクロジは「無患子」の字のとおり子育てに縁起の良い木とされている。
なのでその実で羽根をつくって羽根つきをするのもレクリェーションというよりも邪気除けのありがた~く目出度い行事だったらしい。
より具体的にイメージが膨らんでは・・、羽根の飛ぶさまをトンボと考え、蚊を食べてくれる・・伝染病除け・・・とも。なるほど。
ジカ熱等が怖ろしい昨今、みんなで羽根つき大会が必要かも・・・と妄想したりしている。
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