茗荷竹の甘酢漬けは、茗荷の芽をホワイトアスパラや独活(うど)や白ネギのように土盛りをして軟白化したものを漬ける。
・・・ということは、ものの本で知っていた。
しかし、庭(畑ではない)の茗荷をそのように手間をかけて育てるのも億劫だったし、大量に採ってしまうと枯渇するので、結局「ホワイトミョウガ」は作ったことがなかった。
それよりも、茗荷の蕾を採って甘酢に漬けて楽しんでいた。
蕾はいくら摘んでも茗荷が減ることはない。
それに、茗荷の蕾は自家製がなくなっても年中スーパーに並んでいる。
・・・・・「お父さんが喜ぶと思ってコープに申し込んでおいたよ」と妻が申し込んだのは、茗荷竹の甘酢漬け。
到着したもののラベルを見ると、製造者は高知市春野町弘岡の(有)石元食品とあった。
このごろ土佐の珍味と相性がよい。
蕾同様というか、それよりもシャキシャキ感もあり口の中に幸福感が広がった。
グルメリポーターなら「あま~い」というのだろうがそんなことはない。甘酸っぱい大人の味である。
非常に気に入ったので、次にコープのカタログに登場したときも申し込んでもらった。(このことで私がどれだけ気に入ったのかお判りいただけるだろう)
私が小学生のときは、祖母から「物忘れするよって子供は食べたらあかん」とよく言われた。
ということは、私は小学生の時から茗荷(蕾)が好きだったらしい。
香りも味も好きなうえに、今では老人性の物忘れを全て茗荷のせいに責任転嫁できることがよい。
みんな茗荷が悪いのだ。
【9日追記】
普通店頭に出ている茗荷は「蕾の固まり」で「茎」ではありません。
写真はネットにあったものですが、収穫せずにおくとこのように花が咲きます。可愛い花です。その状態でも食べられます。
茗荷は私の地域でたくさん生産しています。隣の家も茗荷農家です。生産量日本一と言われています。確かに味噌汁に少し入れると香りが出て風味が増します。JAは茗荷の物忘れイベント「茗荷を食べて都合の悪いことを忘れましょう!」なる催し物を開催したりしています。
返信削除物忘れイベント、いいですね。
返信削除ところで、茗荷竹(茎)は販売されているのですか。参考までに教えてください。
次からつぎへとグルメ長谷やん(あまり拘らずに食通の意味で使います)の記事が続きますが私にとっては珍品の部類ばかりです。せいぜい茗荷辺りが手の出るところ、ところが先日、3本で298円という値段でビックリしました。トマトといい、値段が下がらないのは何故なのか?
返信削除記事のとおり、茗荷竹は妻が勝手に「申し込んでおいたよ」というものです。
返信削除その後は「新タマネギ」にはまっています。大きなタマネギひとつを一人前にして、電子レンジでチンをしていろんなソースで楽しんでいます。
写真で良く見ると、茗荷と茗荷竹は違っていました。茗荷竹はこの辺ではあまり見ません。私が知らないだけかもしれませんが、市場でも見ません。
返信削除追伸:私も自然農法(世話するのを省いているだけ)で新タマネギ、ウスイエンドウ、干し大根加えて、イタドリ、タケノコなどを毎日のように腹いっぱい食べています。
9日に写真と文を追記しました。
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