2023年4月12日水曜日

日本は熱帯

   「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」とは大袈裟だが、奈良市内に用があって朝から出かけた印象は「インバウンドは復活した!」という感じだった。

 お国柄というか人種というか驚いたのは、日本人らしき人以外の95%以上の人は、半そで以上で、ノースリーブにショートパンツも珍しくない夏仕様だった(ランニングシャツみたいな人も幾人も)。

 北欧系の人が「日本は暖かい」と言うのなら理解できるが、ずばりインド人のツアーも薄着の腹だしルックだった(インドは全ヨーロッパに匹敵するくらいの広さだから、彼らがどこから来たのかは分からない)。

 「ブーツを脱いだらサンダル」と言われるほど春と秋がなくなったのは特に日本で顕著なのかもしれない。
 奈良公園の真ん中には県庁などもあるが、その周辺の日本人がコートを着ているのがおかしかった。中にはダウンコートの人もいた。

 世界は広い。井の中の蛙が敵基地先制攻撃だと鳴いている。

2 件のコメント:

  1. 啄木は「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」と、読んだ。昭和22年富山県生まれで大阪育ちのワタシは「ふるさとの訛りなつかし甲子園 スタンドの中に そを聴きにいく」ですね。 孤高岳人

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  2. 誤字を訂正します。正しくは「詠んだ」ですね。孤高岳人

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