ヒマラヤ登山などの記録でよく見る「ナマステー」は日常の挨拶語だし、同じ語源からWikipediaでいうと、「南無」はナモーの音写語で「礼拝、おじぎ、あいさつ」を意味するナマスの連声による変化形。「礼拝」から転じて帰依を表明する意味に用いられ、「わたくしは帰依します」と解釈されている。
というようなことを語りながら帰路、仏縁のように目についたインド料理店で食事をした。
大きなナンを手でちぎって食べたが、原理的にはインド文化では食事に左手は使わないはず、そこで、食事後だが店のインド人(と思しき人)に「ナンは両手でちぎってもよいのか」と尋ねたら、「両手を使わないとちぎれないからね」と追認してくれて一件落着。
だが、文化や習慣はそんなに軽いものではないはずだとの疑問がくすぶったままなので、帰ってからいろいろ読んでみると、「左手を使うのは原則はマナー違反」として、右手だけでナンをちぎるノウハウもたくさん書かれていた。
「ここは日本だ」と居直るのも、「文化も変化する」と悟るのもよいが、自分とは異なる多様な文化に敬意をもって臨むなら、ナンを片手でちぎるノウハウも練習しておいても良いかもしれない。
しかし、皿の端を利用するというのが一番活用しやすそうだったが、竹籠ではそうもいかない。それに私はケガの後遺症で右手の小指と薬指が不自由だ。う~ん、手食もなかなか手強い。
0 件のコメント:
コメントを投稿