2023年4月11日火曜日

塀の上

   「ため息をつくと幸せが逃げて行く」という俗信に対して、「実は体には良いのだ」という正論がある。
 言霊(ことだま)思想ではないが、私は俗信派である。
 「そういう空元気が鬱陶しい」と言われれば反省するが、困難な時代の友こそ真の友ともいうではないか。

 孫の夏ちゃんは爺バカながら運動神経が悪くない。別にこれといった競技をしているわけではないが、けっこう高いわが家の塀の上などをひょいひょいと歩いていく。

 それを見て自分の高齢を思ってため息をつくのもバカバカしい。この児の未来を夢見る方が良いに違いない。
 ならば、孫たちが悲しまないような世の中にするため尽力するしかない。
 ため息などついている暇はない。
 統一地方選挙は後半が残っている。
 と、空元気おじさんは行くのである。

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