記憶にない。記録はない。そして言葉をすり替える。・・議会制民主主義が砂で作ったお城のようにサラサラと崩れ落ちていく場面を何度見れば済むのだろうか。そんな閉塞感に包まれていると世界中が灰色に感じられるが、それは私が世界を知らないだけのことであったようだ。
(知らない間に)トランプ後のアメリカでは、民主社会主義者を自認するあのバーニー・サンダース議員が米上院予算委員長となっていた。そして、コロナ禍の国民への個人給付1400ドルなどの弱者救済の予算が可決され、労働組合結成を忌避するアマゾン(従業員130万人)への公聴会が開かれた。
この件に関しては、バイデン大統領もツイッターで、労組の結成と団体交渉の権利はすべての米国民に保障されていると強調、我々の政権は労働組合結成を奨励する立場だと投稿した。
バイデン政権の全面的評価にはデータも時間も少ないので保留するが、この同時代のアメリカの議会制民主主義が妙に眩しい。その国では、ギャラップの調査でも、18歳から34歳の若者の過半数が「社会主義を好ましい」と答えている。
安倍・菅政権に辟易している身からすると、トランプ熱狂信者のアメリカは嫌だが、アメリカには多数の若いエネルギッシュな可能性が感じられる。翻って日本を見るとどうだろう。こういうことをあまり報じない日本のマスコミが日本の若者の可能性を摘んでいるのではないだろうか。
日本でも喫緊の課題は政権交代だろうと思われる。市民と野党は共闘しよう。対米従属ではなくアメリカのよいところには大いに学ぼう。若者が熱く政治や人生を語る国へと再生しよう。
バーニー・サンダースさんについては、選挙戦でいつも一定の票を獲得し政策面についても常に若者を中心に一定の支持を得ている点で関心を持っていました。その彼が米上院予算委員長になった報道に接した時、驚きと共に(もちろん日米関係については簡単には変わりそうにないですが...)
返信削除後期高齢者の仲間入りをした今、日本の若者にも大いに期待をしたい思いがつのります。
共産党の志位委員長が最近行った特別講義私立高校「N高等学校」の政治部特別講義に14602人が視聴し大好評だったとのこと。内容を紙上再現し連載されたので、切り抜きしとってある。早速読了し若者を理解する一助にしたい。
8行目ー驚きと共に大いなる期待をしたものです。の誤りです。
返信削除年寄臭いお説教ほど若者に無益なものはありません。物理的な意味で高齢者になるのは避けられませんが、心はいつも若いチャレンジャーでいたいものです。
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