2021年3月2日火曜日

首切ギス

   首切螽斯とは穏やかな名前ではないが、草食性ながら噛む力が強く、下手をすると指なども噛まれ、痛いらしい。噛みついているのを引き離そうとすると首が切れて頭が残る、それが名前の由来というが、ほんとうだろうか。実験はしたくない。

 この写真の角度では判り辛いが口の周りが赤く、異名の「血吸いバッタ」も輪をかけて怖ろしい。

 ただ、数少ない「成虫で越冬するバッタ・キリギリス類」で、寒い日に庭の草むらで見つけたが、孫の凜ちゃんは興味を示さず、祖父ちゃんだけが珍しい写真が撮れたと騒いだ。草むらの中とはいえ、植物でさえ萎れてしまうような寒波でも生き延びるのだから、ただただ感心するばかりだ。

 虫の声というと秋というのが常識だが、越冬した成虫は春から鳴く。その声がうるさいという主張がネット上にあるが、You Tube で聴いてみると、あまりうるさくは感じない。耳が老化するとモスキート音が聞こえなくなるというから、きっと老化のせいだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿