昨日の記事で娘が新型コロナの疑いから無事帰ったことを書いた。写真もわが家の玄関の『無事蛙』を掲載した。
さて『無事カエル』は、よく言えば掛詞(かけことば)、悪く言えば地口(じぐち)、駄ジャレ、語呂合わせ。音と訓を持ち同音異義語が多い日本語の典型のような気がする。
元々は「一歩家を出て一時期には交通戦争とも呼ばれた世間で働いて何事もなく無事に帰ってきて」というものと勝手に理解しているが、「旅行の安全」「入院や手術のそれ」さらには「お金が返る」「福が返る」等々とバリエーションは膨らみイメージは堂々と定着さえしている。
「がま口」のイワレもそうだと述べているのもあるが、私はそれは後付けのような気がする。無事蛙の焼き物は信楽には狸と並んで多数鎮座している。
ところで男物の傘は似たり寄ったりで、よく他所の人に間違えられたりする。ビニール製となるとなおさらだ。
そんなもので私は傘の柄に穴を穿ってストラップをつけている。昔は彫刻刀で名前を彫ったり、ネームランドを貼り付けていたものである。近頃の傘の柄には親切に小さな穴が既に開いているのもある。
昨日の記事のようなちょっとした騒動もあり、そこで昨日、傘の柄に『無事カエル』を取り付けた。
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