2 フク1では汚染水が限界を迎えつつあることが報道されており、ご存知のとおり自公政権は海上投棄を狙っているが、若狭湾一帯の使用済核燃料も限界に近づいている。搬出先はいまだ未定である。「トイレのないマンション」問題は近畿の課題である。
3 例えば通常の火力発電所で事故が起きれば操業を停止すれば基本的には問題ないが、原発は運転停止後もウラン燃料を冷やし続けなければならないというところに決定的な質的相違がある。その上に、わが家の家電製品などを眺めてみても40年以上経って「心配無用」という家電などないではないか。圧力容器だけが頑丈であっても(実は中性子を浴びて脆性劣化しているのだが)周辺の配管、電気系統の1箇所でもダメージを受けるとフク1が再演される。
4 次に問題になるのが地震の想定だが、裁判で争われた大飯原発で関電が算出した評価は過去の地震の平均値を用いた数字だった。わかりやすくいうと、幼稚園のブランコは一番体重が重い児でも耐えられるように作らなければならないところ、園児の平均体重で作ってあるから十分だという理屈だ。それに「過去の地震」といっても解っていることは一部でしかない。地震の周期は「過去のデータ」をはるかに超えている。
5 昨年12月、大阪地裁は大飯原発3.4号機設置許可を取り消す判決を下したが、非常に真っ当な判断だ。あれから10年、原発ゼロの救国内閣が喫緊の課題である。それに反して電力業界の手先になるようなら連合とは手を切ることが立憲民主党には求められている。3.11の10年でみんなで原発ゼロの決意を新たにしたい。みんなでSNSなどで意見を言おう。
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