2021年1月24日日曜日

大門実紀史議員のハート

   日本共産党の大門実紀史参議院議員のフェイスブックに目が留まった。論理的な国会質問と人情溢れる暖かいハートで有名。改めてファンになった。

   ◆< 霞が関の夜も更けて >

 きのう、A省の中小企業担当課長のTさんが昨年12月で突然退職されたと聞いて、とても驚きました。

  Tさんは、コロナ禍から中小事業者を守るために、緊急融資や持続化給付金の創設など最前線でがんばって来られました。

 定年はまだ先なのに中途退職された理由は周囲もよくわからないとのこと。

 休日返上で朝早くから夜中まで激務をこなしていたので、心身ともに疲労が蓄積したのでしょうか。

 Tさんは人の話をていねいに聞く穏やかな方で、私とは何度も議論をし、持続化給付金の拡充や、企業組合の事業者の救済などに尽力してくれました。Tさんの働きで助かった人はたくさんいます。

 しかし持続化給付金は事業者全体をカバーするものではなく、給付までの時間もかかったことから、現場から不満の声が絶えることはありませんでした。

 Tさんは運動団体の交渉や野党合同ヒヤリングで、いつも批判の矢面に立たされ、時には一部の議員から口汚く罵倒されることもありました。

 持続化給付金の不備はTさんではなく、安倍政権の責任です。責められるべきは安倍首相(当時)と政権・与党の政治家たちです。

 ある時、疲れきった様子のTさんに「400万人も給付されたのだから、一息ついたと喜んでいる人も大勢いますよ」と言うと、「そう言っていただけるだけで」と、笑顔を見せました。

  霞が関の官僚のみなさんは、政権にすり寄って悪い役割を果たす人も一部にはいますが、ほとんどは世のため人のために働きたいと真剣に考えている人たちです。官僚全員を自民党の手先のように見下して敵視するのは間違いです。

 野党連合政権を実現し前に進めるには、官僚のみなさんを信頼し、良い方向で存分に力を発揮してもらう必要があります。霞が関を大きく受け入れる度量が今から私たち野党に求められていると思いました。

  それにしても今頃、Tさんはどうしているのでしょう。「コロナが収束したら飯でも食べましょう」とA省の若い職員さんに伝言を頼みましたが、返事は来るでしょうか。 (写真は夜が更けても明かりが消えない霞が関の中央省庁です)◆

 確かに、住民運動などの中でも、公務員イコール権力の手先、果ては特権層的な誤解をしている声も聴く。大阪の維新などは公務員イコール既得権益層というキャンペーンを張って、改革者の虚像を飾り立てた。

 それに比べて大門さんの度量の深さと見識の高さはすばらしい。多くの方々に読んでほしいフェイスブックの記事だった。

2 件のコメント:

  1. 私は以前から大門さんのフアンで、フェースブックを始めたとき、すぐに友達登録しました。暖かい言葉をかけていただいたこと思い出しました。今回の記事を私もみましたが、おもわず、いいね、シェアしてしまいました。

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  2.  同じファンクラブですね。

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