2021年1月12日火曜日

大寒波

  わが街は平城京のすぐ北、故に山背(やましろ)といわれるところにあるので文化圏としては奈良の文化圏となる。

   よく「どうして日本の古代国家が何故ヤマト(今の奈良県の平野部)に誕生したのか」という問いがあるが、その一側面は気候が安定しているところにあったような気がする。事実、近年の豪雨、台風、地震でも非常に被害が少なく、今般の大雪も「どこのこと」というような状況で済んでいる。

   それでも、近畿全般に倣って気温は低く、体力低下、風邪、コロナへというような連鎖に引き込まれないように注意している。重症化しやすい高齢者である夫婦は勿論だが、持病もあり抵抗力も弱い孫にコロナをうつさないようにと注意している。

   写真1は、いつもはヤマガラなどが水浴びをしているバードバス。見事に凍っている。
 写真2は、おかげさまで寒波にも負けていない孫の凜ちゃん。
 写真3は、寒波もなんのその、キツツキ(コゲラ)。

 ちなみに、石川啄木の啄木とはキツツキの別名。私は青年時代「社会の木鐸」という言葉があるように、石川啄木が「木を叩いて時代の矛盾を訴えたく名乗った」のかと想像していたが、啄木が少年期に故郷で療養していた際、戸外から聞こえてくるキツツキの木を叩く音(ドラミング)に慰められていたからというのが真相らしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿