現在わが家は全く商売とは無縁だが、ルーツがせんばの商売人だったから、毎年十日戎はほぼ欠かしたことがない。
ずーっと以前だが姪が今宮戎の福娘に当選したこともある。
そんな私には少し身近な感じの十日戎だが、コロナ禍の今年は出かけないこととした。
さて、コロナ禍で社会全体が大きく変化しつつある。
娘婿は在宅のテレワークが増えている。
息子のファミリーも娘のファミリーも毎年お正月はご伴侶の実家に顔を出していたのが(わが家はどちらも近所なので始終行き来しているため)、今年は取り止めている。
孫の凜ちゃんの各種の通院や療育も転院が余儀なくされたりした。
私自身が関わっていた老人ホーム家族会の活動もクローズになったし、退職者会の活動も大幅に縮小されている。
今年は衆議院議員選挙の年だが、集うこともためらわれる。う~む。
年賀状の多くには「孫に会えない」というコメントも多かった。
こうなると、書面、メール、電話などで新しい生活スタイルと運動のスタイルを確立するしかないが、そんな話をしても「そうだそうだ」「こんなんはどうだ」とはなかなか盛り上がらない。少なからず身体以前に心に疲労を覚えているようだ。
で、元に戻って十日戎だが、今宮戎はお詣りの電子化を開始した。もちろん私はパソコンを通じて即お詣りをして「商売繁盛で笹もってこい」の福笹と吉兆を注文?した。
ことほど左様に、つまり社会は大きく変化しつつある。その変化をののしるだけで自慢話しかできない老人は取り残されるだけになるだろう。
発想を変えれば、リモート参拝は高齢者には向いている。
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