2021年1月15日金曜日

1.17が近づいた

   阪神淡路大震災から26年目を迎えようとしているが、この国は大丈夫か?と思うような近頃のニュースが気になる。

 日本海側が世界でも有数の豪雪地帯であることは大昔から周知のこと。しかし、死傷者が続出し、道路では立ち往生が長引き、寒波によって電力不足で停電の危機だとか。結局、これがアベノミクスなる政策の実像であったわけだ。

 コロナにしても、一人ひとりへの手当のない緊急事態宣言で、シングルマザーに特に多い非正規雇用労働者は生活の危機に陥っている。命の危機といってもよいような状況に放っておかれている。

 コロナ問題の本体でいえば、西欧では既に投与が始まっているというのに、ワクチンの開発も製造も遅れている(ワクチン投与はインドネシアでも進んでいるぞ!)。GoToナントカで利権業界を優遇しようとして感染を拡大したことは明らかだ。官から民へという大声で公立病院を廃止し、医療・福祉関係の補助金を廃止乃至減額し、大阪では二重行政だと叫んで、結果人口比全国一の死者を生んでいる。こんなのは「先進国」ではない。ジャパンもオオサカも自公や維新のせいで没落している。 

 要するに国の政策は本末転倒している。1.17も3.11も教訓にせぬまま利権優先の政治が酷くなっている。森友も桜もその断片に過ぎない。そんな悪政が放置されているのはマスコミの姿勢にもある。芸能人の不倫だ交際だ新しいスイーツだというような話題ばかりを優先して、1.17も3.11もお決まりの年中行事の紹介でお茶を濁している。

 防災や生活のセーフティーネットに予算を使えば国内の経済の循環が円滑に働くはずである。

 私たち自身も1.17を単なる追悼で終わらせるのでなく、同じ悲しみが繰り返されないよう政治を変えようという声を大きくしていきたい。皆さんのご意見を乞う。

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