2020年6月29日月曜日

海水浴場

   新聞が『海開きをすべきかどうかビーチ苦渋』というような記事を大きく掲げているときに大声では言いづらいが「海水浴場」へ行ってきた。

 息子ファミリー&娘ファミリーが一緒に誘ってくれた。
 そんなもので、ほんとうに何十年ぶりかで「箱眼鏡」や「水中眼鏡」を引っ張り出した。
   名前に「浜」がつく中学を出た身としては、どうしても「海水浴」という言葉に反応して嬉しくなるのだ。

 磯では孫の夏ちゃんに「嫁の日傘」の採り方を伝授し、ワタリガニの子供も捕ってやったりした。
 水泳が得意な夏ちゃんは水着に着替えた。
 孫の凜ちゃんは、些細な波に足をとられて転倒したりだが、水や砂で大いに遊んだ。
 こうなれば何十年ぶりかで次は海パンで海に入るぞ。
   海は私に元気をくれる。

 さてサービスエリアの印象を言うと、自分のことは棚において「皆こんなに出かけていいのか」というほど賑わっていた。
 ただし、ほゞ100%マスクはしている。

 行った海水浴場は海開き前ということもあり大混雑はしていなかった。
 脱衣場の密が避けられないというのが問題視されているが、我われも含め少なからず簡単テントを広げているから、夜の街を自粛して潮風に吹かれるのはセーフではないだろうか。

   最後の写真は箱眼鏡を家で点検していたところ。
   昔?の道具は丈夫にできている。


 海恋し 潮の遠鳴り 数へては
 少女(おとめ)となりし 父母の家
            与謝野晶子

 巨大コンビナートができる前、南海電車堺駅ではドアが開くと同時に潮の香が入って来た。
 私は校区の中では一番海から離れていたが、早朝の寝床には焼玉エンジン・ポンポン船の出航する音が響いてきた。
 悪ガキみたいな私が上の歌を短歌らしく詠んだので担任でもあった国語教師に驚かれたことがある。
 その恩師は昨秋逝かれた。

8 件のコメント:

  1. 子どもの頃に行ったのは「二色の浜」、海水がしょっぱくて驚いた記憶があります。
    でも、滅多に行けないので普段は「大和川」か「石川」辺りに祖母が連れて行ってくれました。
    「嫁の日傘」は磯の岩にへばりついている「アレ」ですね。名前が出てこないのですが「亀の手」や「フジツボ」と並んで子供にでも採れる貝でした。

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  2.  ひげ親父さん、一言だけコメント返し致しますと、仰る通りアワビの赤ちゃんみたいな貝ですが、これがなかなか子供では採れないのです。
     貝の方がヤバイ!と気づくと岩にくっついて、そうなると大人でも剥がせません。
     私が夏ちゃんに伝授したのは石ころや硬い道具で、そーっと貝に悟られないうちに真横から一撃することです。一撃に失敗すると大人でも剥がせません。真横に移動させたなら貝が「なんだなんだ」と思っているうちに剥がせば子供でも採れます。ああ楽しい。

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  3. 確かに子供の手には負えなかったですね、もっぱら「亀の手」がお相手でした。
    それにしても、あの貝の呼び名、なんやッたかな~思いだせん。

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  4.  微妙に形の違う貝がいろいろありますし、地方によって名前がいっぱい異なりますが、カサガイ目ヨメガカサ(嫁が笠)科あたりの貝です。私は「嫁の日傘」と呼んできました。
     もう少し大きいものではとナガレコ=トコブシがありますが、それらは狩猟禁止=密漁になる可能性があるので、ヨメノヒガサあたりで楽しみましょう。今回は持って帰りませんでしたが、味は美味です。

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  5. いいな いいな o(^-^)o 皆で海水浴! 夏ちゃんと 凛ちゃん 嬉しい顔が 浮かびます。じいちゃん ばあちゃん お疲れ様ですが 愉しい 楽しい事で疲れなどは 何処へo(^-^)o

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  6.  慎重に言葉を選んだのですが、「海水浴に行った」ではなく「海水浴場に行った」です。
     しかし、何十年ぶりかで心に火が着きました。次は「海水浴に行く」ぞ!です。

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  7. 海水浴は まだ 早かったですね�� ちゃんと 読まないと(>_<) でも やっぱり いいですねo(^-^)o 足だけでも 入って気持ちいいと水思います。 凛ちゃんの顔が そう 言ってます。

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  8.  2枚目の写真のように夏ちゃんは完全に海水浴でした。凜ちゃんもそれに近かったし、私も短パンの裾を大幅に濡らしました。私自身、夏ちゃんみたいに入らなかったので「海水浴場」に止めました。海パンを持ってこなかったことを後悔しました。

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