2020年6月19日金曜日

マスクはしても口は閉じない

 タイトルほどの大層なことを書くのではないが、政権が国会を閉じて逃げ出したので、マスコミはコロナと夜の街とか、芸能人の不倫とか、北朝鮮のナンバー2とかに移っていくだろう。
 いや、腐っても鯛という言葉があるように、いくら埃だらけの政権でも勝手には退場しないだろうし、ギャンブルや野球の予想・評論よろしく、石破だ小池だ小泉だというような話題で同種・同族の権力に「閉塞感の救世主」を期待する声も出てくるだろう。

 また、大阪の維新は府市政を通じてヨシモトと契約をしているから、安倍よりはさらに上手に「やってる感」の露出を演出するだろう。
 だとすると、心ある人々が、三密を警戒しながらアナログやSNSや多様な用具でまともな意見を発することがますます大事になってくる。
 「マスクはしても口は閉じない」を合言葉にしたいものだ。

   あと10日もすると水無月の大祓があり、茅の輪くぐりなどがある。
 大祓の中心的行事は人形(ひとがた)で、体やなんかのケガレをそこに移して(吸い取らせて)その人形を燃やしたりする。元々は人形は水(川)に流すものだった。
 そして、水無月の大祓だけでなく、疫病が発生したときなど臨時にもそれは行われた。
 
   さて、川に流された人形つまり濃縮された穢れの塊はやがて魂を得て動き出すのだが、それが河童になったという伝承が各地にある。
 だから河童に、人間の身代わりにコロナ禍を一身に背負ってもらうためには川に胡瓜を投げ入れなければならないが、それは環境衛生上よくないから、そんな伝承を思い浮かべて今夜も胡瓜を食べることにする。

 続日本紀によると桓武天皇の母・高野新笠は百済の武寧(ぶねい)王の子孫であり、遠祖は河伯(河童)の女(むすめ)が日精に感じて生まれた都慕(とぼ)王とされているから、そもそも河童を馬鹿にしてはいけない。ジャンジャン。

   疫病を流す水無月大祓

   コロナ下に入院したる友のあり面会できぬとメールを受けり

1 件のコメント:

  1.  清水崑が描いた河童は清酒黄桜のイメージキャラクターになり、それを小島功が引き継いだ。掲載したのはその小島功の河童。まじめな青年の頃は少しエッチすぎると敬遠していたが、今は・・・

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