2020年6月13日土曜日

法衣の下の鎧

 7日に投開票された沖縄県議会選挙では、日本共産党が史上最高の公認7議席(全勝)獲得し、玉城デニー県政与党も過半数を維持した。(しかし合計では後退した)
 自民党など県政野党は「中央とのパイプ」という相も変らぬ利益誘導と、「共産党はコロナ補正予算に反対した」というようなデマ宣伝で過半数奪還を試みたが県民の良識が許さなかった。
 安倍政権はそれでも辺野古建設を強行するというが、2兆5500億円を超えて天井知らずの建設費をコロナ対策や沖縄の失業対策などにどうして振り向けようとしないのだろうか。

 それはそうと、この県議選では公明党が現有4議席であるにもかかわらず、予定していた公認2名を降ろして結局4から2議席へと半減した。奇怪なことである。
 自民党との選挙調整かもしれないが、公明党自身は「コロナ下の運動自粛」と言ったようである。

 勘ぐれば、創価学会員を会館に集めて「選挙の指示を洗脳するのが困難」「他県、他地域から動員するのが困難」ということだろう。
 いずれにしても、この党の「目標よりも戦術優先」の態度が法衣の下に見え隠れしている。

 そも日蓮上人は権力者に諫言して弾圧されている。間違っても権力の尻尾になって利権のお裾分けに預かろうなどとはしなかった。

 例のアベノマスクだが、伊藤忠商事などと並んで、たった五人の社員しかいないユースビオという会社に、政府は五億円超のマスク調達の発注をした。
   この会社の社長は有名な創価学会員で、公明党議員の支持者。会社は代表者も、事業内容も不明という、ペーパーカンパニーのような会社。常識的に言えばダミーのトンネル会社である。
立地住所は震災のタックスヘヴン狙いの数社が同居のプレハブ小屋、社長は脱税で執行猶予中、マスク製造販売の実績なく登記変更中だというのだからひどい話だ。

真面目な法華経信者は心の底から怒っていることだろう。

  頬白や電線上のアリアかな (川柳)

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