2020年6月18日木曜日

紫陽花

   物理的行動力に制約を感じる高齢者が社会とかかわり何らかの発信をするとすれば、IT機器は有力な道具になる。
 その高齢者が「それは苦手だ」というのは発想が真逆で可笑しい。(歩くことが困難になっても”車椅子は嫌だ”と言っているようなもの)

 我々が出しているミニコミ紙も印刷して郵送してと最終形態はアナログそのものだが、編集作業等はリモートでやりとりしながら進めている。だから自慢ではないが昨日今日のテレワークではない。
 
 そのテレワークでは何人かの分担の「送付状」のプリントアウトが私の担当だが、昨日作業した全員の原稿が紫陽花の写真を入れていたのも、季節の発想が自分も含めてワンパターンかなと少し可笑しかった。

 発想が‥ということでは、昨日の記事に載せたとおり私は「コロナ除けの隅鬼」の写真を送付状に入れたが、友人のには「疫病退散のアマビエ」が掲載されていた。
 科学的世界観で社会を冷静に分析・批判するミニコミ紙の送付状に「魔除け」というのも・・まあ、みんな大人だから笑ってくれるだろう。

 さて、季節を代表するかの紫陽花だが、間違っても葉っぱを食べてはいけないらしい。
 青酸、フェブリフジン、イソフェブリフジンなどという有毒物資を含んでいる。
 料理屋さんなどで(あるいは料理屋さんを真似て)、季節感を出すために紫陽花の葉っぱが敷かれていたり添えられていて、食べて食中毒を起こす事故があると本に書いてあった。
 ただ植物の有毒成分から薬が生まれることも多々あるので、もしかしたら将来、コロナ肺炎の治療薬が紫陽花から生まれる可能性も全くないとは言えない。
 綺麗な花を見ながらそんな希望を夢見てみた。

   山寺の紫陽花見よとほととぎす(季重なり)

1 件のコメント:

  1.  紫陽花には毒がある、ならばカタツムリは何故死なない?という疑問があるがカタツムリは紫陽花を食べないらしい。ネットには「だから紫陽花にカタツムリが付いているというのは嘘である」という文章があるが私は実際に何回も見たことがあるから、この文章の方が嘘である。

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