2026年7月30日木曜日

高気圧はなぜ暑い

    小学生の頃というのは高度経済成長以前だが、私は中世から続いた旧い堺市(環濠都市)の真ん中に住んでいた。ということは海に近かったので夏は毎日のように海で遊んでいた。
 その頃はまだ猛暑という言葉もなかったが、当時の常識では32℃が今でいう猛暑日であって「日射病に気をつけろ」と言われていた。
 それでも夏休み明けの学校はくろんぼ大会の様子で、真っ黒の子どもが威張れていた。
 みんな隔世の感がある。
 
 さて、気候変動(危機)以前に、なぜ高気圧は暑いのかということがある。
 低気圧が上昇気流であることは台風でもイメージしやすいが、高気圧が緩やかな下降気流であることの実感は少ない。・・が理屈はわかる。
 となると、登山で実感できるような高所の冷たい空気が緩やかに降りてきてなぜ涼しくならないかとなるが、自転車の空気入れをしているとポンプが熱くなっていくように、高所の気圧の低いところから地表に向けて気圧の高いところに降りてくるというのは空気が圧縮されるということなので、気温が上昇する。数字でいうと、標高5㎞にある0℃の空気は標高2㎞まで降りてきただけで30℃になるらしい。
 これに加えて、高気圧は雲ができにくく晴れるので陽射しが地表を暖めるし、地表の放射熱も増えるし、地形によってはフェーン現象も起きる。フェーン現象の理屈も同じく膨張と圧縮の理屈。
 空気は、外部から加熱や冷却をしなくても、「高さ方向」に運動するだけで気温が大きく変わるというこの理屈、エアコン以外にももっとうまく制御できないものだろうか。

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