6月19日の『孫の小説』で「私は中学生時代『青い山脈』など石坂洋次郎を読んでいた」と書いたが、先日、義娘(嫁)が出演しているミニコンサートで『〽青い山脈』が演奏されたので、私も音楽療法の対象者になったような複雑な気分になった。何となく「高齢者は懐かしいでしょ」と決めつけられているような・・・
歌は世につれ・・でもあるから正確には1949年発表の『〽青い山脈』は、ほんのチョットだけ私には古く(懐メロ感?を)感じた。「音楽と世代」というのはそれくらい微妙な時代性を持っているが、原作である小説のプンプンした戦後新時代の匂いはわが世代でも古臭くはなかった。
封建主義の「上着」を身にまとったオヤジどもの軍国主義の時代が終わって、いざ民主主義の時代へとはいうものの、オヤジ世代は何も変わらない中、女学生と女性教師が堂々と立ち向かう青春小説は痛快だった。
さて、国会での皇室典範議論を見ていると、ナント時代は大きく逆戻りをしていると感じたがどうだろう。
与党議員が「男系男子は2600年の伝統だ」と堂々と国会で発言したが、西暦(前)600年は縄文時代であり弥生文化はまだ萌芽でしかないから、この人の頭はどうなっているのだろう。そこまで神話時代を「歴史時代」だというなら、アマテラスは女神ではないのだろうか。
「男女交際は不純だ」と言った青い山脈のオヤジ世代と全く変わらない。
その男尊女卑思想はつい最近でも、「男の子を産まない嫁は嫁失格」みたいな悪口を女性に投げかけ、多くの女性の心を傷つけてきたのではないか。
もうエエカゲンに克服しないとこの社会は窒息する。
こうして典範改正に賛成した政党と議員をよく覚えておくことだ。

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