2026年7月4日土曜日

続 皇室典範

    今まで議論さえされてこなかった内容の皇室典範改正案が国会でごり押し決定されようとしている。
 朝日新聞の報道だと、旧11宮家のうち、未婚の男系男子がいると思われるのは、嘉陽宮家、東久邇宮家、久爾宮家、竹田宮家で、その男子が、皇族(天皇家(内廷)、秋篠宮家、常陸宮家、三笠宮家、高円宮家)の養子となって男子が生まれたならば皇位継承権があるという内容だ。
 旧宮家の男子は存じ上げないが、旧宮家のその人が皇族の未婚女性と結婚(養子)し、男子が生まれれば天皇候補だという。
 ちなみに、皇族である三笠宮妃は政治家麻生太郎氏の実妹である。
 実在の人を挙げて申し訳ないが、愛子さんは絶対に天皇にはしないが、麻生氏の孫は天皇になり得るのである。
 中世、藤原北家による摂関政治を想像するのは心配性だからだろうか。
 朝日新聞掲載の図のとおり、旧宮家というのは約600年前、南北朝時代の北朝の第3代崇光天皇から分かれた家系だ。
 南朝と北朝どちらが正当かという学術的議論はしないが、約600年前に別れた家系だけが「宮家」というのも不思議なものだ。
 中世の宮廷社会では多様な男女関係が奔放であったから、「宮家の男子」に他と区別されるような要因はない。
 愚管抄の記録によれば、鳥羽院は、近衛天皇が亡くなった折、鳥羽天皇の娘八条院暲子を女帝として即位させようと真剣に考えたという。実際八条院の宮廷は盛隆であったらしいから、21世紀の右翼の人々の時代おくれは極まっている。
 そんな時代劇のような話をするまでもなく、頑なに女性天皇を拒否するのは圧倒的な社会常識に反している。
 

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