2026年7月8日水曜日

抑止論はお花畑

    現政権などの進めている軍事力拡大政策を批判すると、「憲法9条で平和が守れるなんて頭の中がお花畑だ」と嘲笑 されることがある。
 少し違う角度では「アメリカの核の傘に入っているから戦争に巻き込まれないのだ」とも。『核抑止力論』である。
 上の二つは、けっこう「説得力?」をもって国民の意識をリードしているように見える。
 「オレを怒らせたらお前らの国を石器時代に戻してやるぞ」とはイランに向けたトランプの演説だったが、その論法は裏返せば「非保有国は核兵器を持たない限り平和は保てない」となるから気が滅入る。。
 アメリカのことはよくは知らないが、世論調査をするとこれがけっこうな数字になるような気がする。

 先日、どこかの新聞かに、ウクライナは核保有国ロシアに敗けずに戦っている。イランは核保有国イスラエルと戦っている。核保有国同士のインドとパキスタンは度々戦っている。・・ということが書かれていた。
 こういうのを「事実は小説よりも奇なり」とでも言うべきか、世界中では核保有国も攻められているし、「核保有故の平和」は実現していない。「核兵器を持てば外国はそれを恐れて攻めてこない」という教科書こそ「お花畑」であることは明白というか、核抑止論の無意味さは誰も否定できない事実である。
 
 1発約3億円といわれるミサイルを持つ国が、1発約7万円のドローンにタジタジというのが目の前で起こっている世界の現実だが、隣国からの真正面に50数基の原発を並べて「防衛力強化」などというのは「お花畑」以前ではないか。原子炉が直接破壊されなくても電源が途絶えれば核攻撃を受けたのと同じになる。

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