2021年10月11日月曜日

犬っころ草

   花穂をゆるく握ってニギニギすると毛虫がニョロニョロと動いて顔を出したようになる。
 むかし義母の入居していた老人ホームでやって見せたら、ホンモノの毛虫だと信じた方も少なからずいて、部屋の皆さん方に大いに受けた(盛り上がった)ことがある。

 いま時々孫の凜ちゃんを通園バスに送っていくが、その途中で一本採っては凜ちゃんに渡して首筋あたりをコチョコチョをしあって遊んでいる。
 狗尾草=犬っころ草=エノコログサ=ネコジャラシは、間違いなく雑草とされているが、このようにどこか憎めない雑草である。

 今般調べてみて初めて知ったことは、これは粟(あわ)の原種で当然に食べられるということだ。
 粟餅については3月20日に書いたとおり、北野天満宮前の澤屋のそれは絶品だった。「雑穀」などという言葉にネガティブなバイアスがかかっていて不当に低く評価されているが、そのうちにエノコログサを実食してみたいと思っている。

3 件のコメント:

  1.  孫の夏ちゃんがやってきたので「実はな、エノコログサは粟の原種やねん」と語ったら、妻と息子夫婦が声をそろえて「食べてみたいと思ってるやろ」と即答した。

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  2. ハハハ、お嫁さんまでも即答とは!

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