2021年4月28日水曜日

エビネの森

   山野草であり蘭の一種でもあるエビネが美しい。 そこだけ切り取って見ると深山幽谷の雰囲気もある。1年のほとんどを樹木の下でひっそりと佇んできて、この時期だけ見て見て!と言っているように感じる。

 何十年も前、転居前の家の頃、どなたかに頂いたものである。なぜそれが判るかというと、この種のものはあまり私の趣味にはないからで、母親が老人会の仲間から頂いたものだろうと思う。

 「年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず」とは真理だと思う。この日陰を好むエビネを見るとそんな落ち着いた思考になる。

 花や野菜を育てていると外出自粛もそれほど苦にならない。大都会の方々はインドアの趣味で「なんやら宣言」下を乗り切られるのだろうか。

 現職の頃は、アフターファイブのために通勤している感もあった。遠い懐かしい思い出話になってしまった。

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