2021年4月15日木曜日

イギリス型変異ウイルス

   コロナの情報は一口で言って玉石混交だ。金儲け(インバウンドや観光等)やオリンピックや大阪のトコーソー住民投票の思惑で情報は歪められ、例えば今日現在のPCR検査数を知ろうとしても情報に辿り着けない。

為政者たちの「やってる感」や太鼓持ちのような自称?コメンテーターが上っ面だけを云々するニュースが氾濫していて真実が見えにくくなっている。情報操作ということでいえば、厚労省が地方自治体に「PCR検査を拡大するな」と指示していたことが暴露されている。

この間のそのような状況を観察した結果、私は山中伸弥教授の提供されているデータ等が客観的で注目すべきだと思うようになっている。以下は、教授のイギリス型変異ウイルスの情報から摘んだ見解なので、読者諸氏は『山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信』を読んでもらいたい。

◆ イギリス型変異ウイルスは、感染力が従来のウイルスより70%程度強い可能性が高いと報告されている。実効再生産数(1人の感染者から何人に感染するか)は、従来のウイルスより0.52から0.74程度高い可能性が示唆されている。また致死率も同程度高い可能性が示唆されている。感染研が行った国内の解析においても、イギリス型変異ウイルスは従来のウイルスより感染力が30%程度高いこと、また感染者における0歳から17歳までの子供の割合が、従来ウイルスより2倍弱に増加していることが報告されている。

国内の解析では、首都圏で緊急事態宣言が続いていた本年21日から322日のデータで、この間の従来型ウイルスの実効再生産数は0.94と1を下回る一方で、同期間におけるイギリス型変異ウイルスは1.23と、感染拡大傾向が続いていた。イギリス型変異型ウイルスに対しては、2回目の緊急事態宣言下で行われた程度の対策では、不十分であることが危惧される。(要旨引用おわり)

以上の見解から、私は特に、心臓に重い疾患を持つ孫のリスクが高まっていることを心配する。故に、PCR検査も含め、大規模な検査によって状況を的確に把握して情報が公開されることを切に望む。政治に科学を!

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