2023年3月14日火曜日

梅とダンドリ

   このブログの2月11日の『今日は何の日』で書いた和歌「難波津に咲くやこの花冬ごもり今は春べと咲くやこの花」の花について、古今和歌集編者の紀貫之は「梅の花と言ふなるべし」としている。
 もっと遡れば万葉の時代は「花といえば」桜・・ではなく梅だった。

 右の写真の、この梅の花を撮ったのは2月の15日。
 それからおよそ一月が経過したがあちこちで少なからず咲いているし、梅前線を見てもまだまだ本州中部をゆっくり上昇中。

 何人かから「見たよ!」と電話やメールがあった。12日の12面。

 退職者会の春の遠足の下見の折にパチッと撮ったもの。
 雨はどれぐらいまで決行すべきか。トイレはどこか。昼食の場所はどのあたりが良いか。シートやクッションの用意はどの程度必要か。弁当はどう調達するか。飲み物とりわけアルコールは?A案B案C案・・頭の中でくるくる回転させながら下見をした。

 『ダンドリ八分』というのは現職時代上司から教えてもらった。「建設業でも製造業でもサービス業でも、目的を達成させるためには八割方の力を準備(ダンドリ)に要せ」「ダンドリがきちんとできれば目的の八割方は達成できたも同じ」という風に理解している。
 ダンドリというのは見方によっては雑務雑用。ある意味黒子。
 先月逝った悪友はそんなときよく片肌を脱いでくれたものだと思い出している。

 『粗忽長屋』ではないが、今度アンタの偲ぶ会をやるから、チョッとダンドリを手伝ってくれへんか。

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