科学の進歩が幸せにつながるのかどうかと思わないこともない。
昔は昨日今日のような天候を「春霞」と言って季節の風物詩と捉えていたが、近頃の天気予報は「PM2.5と花粉の飛散だ」と正確なのだろうが情趣がなくはないか。
気温に誘われて庭の草挽きなど少し土をいじっていると、どこかでそういう私をジッーと観察していただろう冬鳥のジョウビタキが早速降りてきて、まるでお別れの挨拶に来たようだ。冬は終わりだ。
そしてその翌日、網戸のかかったガラス戸越しに庭を見ていると、・・尾が長い、その尾を早く上下している、逆光で見にくいが雀よりも小さい、・・
そう、鶯が来た! 水浴びをしている! 水も飲んでいる! ・・で2階へカメラを取りに行って写したのが上の写真。・・だが、この薮の奥で葉が揺れるのだが・・
鶯は同じところに数秒もおらず、こんな写真になる。
そして、わが庭の藪のような木々を転々と2週ぐらい回ったのち、チャッチャッチャと笹鳴きをして飛び去っていった。
けっきょくお姿を写真には1枚も撮れず。
「ジョウビタキと交代しますのでこれからよろしく」との挨拶だったのだろう。
早春賦を歌うには気温が上がり過ぎたが、世は春だ早春だ。
〽 時にあらずと 声も立てず 時にあらずと 声も立てず
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