2022年5月22日日曜日

父の日や

   母の日に比して影の薄いのが父の日で、娘ファミリーも母の日プレゼントのついでに「来月の父の日分」と言ってプレゼントを持ってきてくれた。もちろん、それで結構。それで十分嬉しい。 

 贈ってくれたのは四つ折りの折り畳み傘で、雨天にも使える日傘だった。

 気候変動で猛暑日が日常となった今日、非常に実用的な品物だが、自分の若い頃の記憶だと、男の人で日傘をさしているのはほんとうのお爺さんだけだったから、娘から見て私がそういう風に見えているのかと小さな動揺を胸の奥で感じた。いや、気候変動対応の最適アイテムだと素直に喜ぼう。

 父の日は、1909年にアメリカの教会で始まり、7年後には全米に拡がったらしい。さらには、私にとってはベトナム戦争の悪役のイメージが強いジョンソン大統領が1966年に大統領告示で定め、1972年からはアメリカの国民の祝日となっている。

 それに比べて日本では1981年からある種のキャンペーンが行われ、ただただ大型小売店の商魂によって普及?して今日がある。やっぱり影が薄いというか、安っぽい父の日という印象のままである。世代の相違かもしれないが。

   父の日や日傘贈らる歳となり

1 件のコメント: