2022年5月17日火曜日

青蛙

   ”青蛙おのれもペンキぬりたてか”は芥川龍之介の句。

 わが家周辺ではこれから田植えが始まるところだ。
 田に水が入ると、夜間ベランダで洗濯物を干すときなどニュータウン外から見事な合唱が聞こえてくる。少し待ち遠しい。

 さて、我が家からクルマでほゞ一直線に20分で奈良公園に着く。
 そんなもので用事のついでに気安く某庭園に青蛙を尋ねたところ、池の周辺が工事中ということで今年は入れなくなっていた。
 ――が、毎年来ているということで、特別に通行止めのところを入らせてもらえた。

   モリアオガエルの卵胞、今年は5~6個も固まっていたが、樹上の高いところにはまだできていなかった。
 これからもっと増えるか、しかし、工事の音で敬遠されないかという心配もある。

 親は母蛙も父蛙もいた。工事の関係で近づけないしスマホしか持っていなかったので、親の写真はパッとしない。
 掲載の写真は父♂で小さい。

 毎年なら新聞にも載り、テレビでも紹介されるが、今年は工事のため一切なしにするらしい。なので、基本的には訪ねても見られない可能性が高い。

 昔に比べると春日大社周辺の幾つかの池で近年は見かけなくなった。
 SDGsではないが、環境は相当悪化している実感がある。


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