2022年5月10日火曜日

泡吹き虫の涙

   京都・愛宕山中腹の月輪寺(つきのわでら)の桜は春に葉から雫が垂れて落ちるので、時雨桜(しぐれざくら)というらしい。
 この桜は親鸞聖人が植えたと伝わり、法然上人との別れを惜しんで、桜を通して涙を流しているのだといわれる。

 同じ現象を南フランスでは「カッコウの唾(つばき)」といい、托卵のために飛び回るカッコウが撒き散らした唾だとファーブル先生が紹介している。
 「カッコウの唾」という見立ても悪くはないが、贔屓目もあり私は「時雨桜」に一票を投じたい。

 さらに創作を許してもらえれば、ウクライナの人々に対して樹木(シマトネリコ)も涙を流していると解したい。

   種明かしは「泡吹き虫」の泡とそれが滴り落ちたもので、無理やりに泡から泡吹き虫を引っ張り出したのが2枚目、3枚目の写真。緑のシートの1区画が5mm四方だから小さな幼虫?だ。幼虫といっても成虫と同じような形に見える。成虫かも知れないが浅学にして不知。

   せっかく樹木の涙と言ったので、ここは、泡吹き虫の排泄物(のメレンゲ)などと無粋な正論は吐かないでほしい。

 一寸の虫もウクライナを泣いている・・それでよい。

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