「人生の残余を考えると君とも何回会えるのかとも考えてしまう」という返球にはどう応えるべきか言葉につまる。
隣家の屋根のイソヒヨドリのように軽々と飛べたらなどと思ったり。
「時間だけは公平だ」と言われたりするが、人生を逆算するようになった一年一年を失うコロナ禍は恨めしい。
昨年は自分自身が複数の病院通いに忙殺されたからものを言えた立場ではないが、友人たちから「パンデミックを前提とした新しい運動の提案」などもない。
言葉のキャッチボールも途絶えているから、やや悶々と日々を重ねている。
友人たちはどう過ごしているのだろうか。
春は名のみの風の寒さや
今日もきのうも雪の空
今日もきのうも雪の空
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