2020年2月28日金曜日

毒の隣の春の味

   春を代表する山菜、フキノトウを採取してきたと言いたいところだが、花粉症のため山道に分け入る気力を無くしている横着者はスーパーでそれを買って来た。

 一般に山菜には「アク」と言われる天然毒がある。せっかくの若芽などを動物や昆虫に喰われないためである。
 フキノトウには別名フキノトキシンと呼ばれる毒があり、よく湯掻きこぼしてアクを抜くよう諸本に書かれている。熱や油には弱くないらしい。農水省は肝臓がんの危険さえ注意している。

   でもね、・・いったいどれくらい食べたらそうなるのか。
 私にはEUが輸入を禁じているアメリカ産牛肉の方が怖いと思っているが。
 それに、農水省のホームページのような、昨今の何でも禁じておけば責任が逃れられる的な風潮も快くない。

 そこで、強烈なふき味噌をつくることにした。
 フキノトウは包丁を入れた途端にアクが酸化して黒ずんでいく。時間との勝負である。
   だから、フライパンには事前に油を入れて熱しておいて、刻んだ途端のフキノトウを入れ、これも事前に準備しておいた味噌・みりん・砂糖による甘味噌を放り込んでかきまぜた。
 これでおしまい。

   フキノトキシンは残ったままだが、香り抜群のふき味噌が出来上がった。

 先に「どれだけ食べるねん」的に書いたが、控えておこうと思ってもお箸が止まらない。
 美味は毒の隣に棲んでいるらしい。

   ふぐ毒によく似た名前のフキノトウ
         (ふぐ毒=テトロドトキシン)

2 件のコメント:

  1. 恐れ入りました!私のように若ごぼうのアクを取るなんざぁーヘタレ者ですね。

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  2.  悪食がコロナ肺炎の原因との説もあるようですから、こういう記事はクレーマーから叱られるかもしれません。やっぱりアクは取った方がよいのでしょうね。ひげ親父さん。

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