2020年2月13日木曜日

目を見開いて

   私たちはトランプを買い被りすぎているのかもしれない。
 イランの核合意から脱退したと思ったら金正恩委員長と握手をしたり、一番のポチのようなアベシンゾーをコケにしたり・・・、
 すべては大統領選再選に向けたパフォーマンスという学芸会並みの単純なシナリオというのが本質のようだ。

 トランプは、過日は、主権国家の指導者であるイランのソレイマーニー司令官を殺害した。
 周知のとおり、テロリスト集団IS(イスラム国)はイスラム教スンニ派の原理主義者たちである。
 対立しているイランはシーア派で、ソレイマーニー司令官はIS掃討作戦の中心人物だった。(シーア派がよくてスンニ派が悪いと言っているわけではない)
 事実、司令官が殺されるという事態はISに取って願ってもないことで、ISは再び元気になってゲリラ戦を仕掛けてくるようになった・・とは、現在中東に行っている西谷文和氏のレポートである。

 西谷氏のFBのレポートは貴重である。
 日本のマスコミ下では世界の現状が全く見えてこない。
 と言っても、西谷氏のレポートでも中東のあまりに複雑な群雄割拠はなかなか理解できないというのがほんとうの感想だ。
 銃撃戦で相手が倒れたなら「アラー、アクバル(神は偉大なり!)」と叫び、こちらが撃たれれば向こう側で「アラー、アクバル」との声が上がるらしい。嗚呼。
 写真は長閑な冬景色だが、写真のメジロではないけれど、目をしっかりと見開いて情報を取捨選択しなければ、知らぬ間に誘導されてしまう。

2 件のコメント:

  1. 梅にウグイスならぬ梅にメジロの季節になって来ました。メジロが群舞しています。

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