偉そうなことは言えないが、郷土の文化や伝統について語れない者が文化溢れる未来社会を語っても味わいがないように思う。
そして、宗教は観念論の最たるものだと言って問答無用で排除したのでは、ほとんどの歴史・伝統を語ることもできないと思う。
もちろん、時代の勝者・権力者によって作られたり歪められたモノゴトは数多いが、それを理性的な目で理解するのも大切なことである。
そんな視点を頭の中に建てて、今年も2日の日曜日に友人のお寺で節分会を行った。
「請われれば一差し舞え」という言葉もあるから誰もが嫌がったならば私が鬼役になろうかと考えていたが、友人のお連れ合いが二つ返事で受けてくれたので立派な宗教劇となった。
ちなみに、有名寺社の豆まきでも気合の抜けた鬼役が散見されるから、小なりと雖も本格的で心のこもった宗教劇だった。
もちろん、最後は「乾の隅にどっさりこ」と豆をまいて終了した。
3日はイクジイの日であったので、夕方に庭で孫の凜ちゃんに豆まきをしてもらった。
大きな声でしていたから、犬の散歩途中の町内の方々が「やあ、豆まきですか」と立ち止まって観賞?されていた。
OAペーパーA4 500枚×5束の箱がちょうど頭にかぶるのにぴったりだったので、速成にしては良いお面ができた。と自画自賛。
こんなことで厄が落ちるなどとは本気で思ってもいないが、今年もこんな行事ができたという現状に感謝・感謝。
夕飯は言うまでもなく恵方巻がメーンであった。
妻曰く「商業主義と言われようが、この行事は主婦(夫)の味方だ」と。
この日は堂々と夕食の手抜きができる。(この話は先日書いた)
節分行事の締めといえば焼嗅(やいかがし)。
『サンマ等を焼くのは禁止』というマンション管理組合の話があったが、そこでは当然焼嗅(やいかがし)は『等』に抵触するのだろう。きっと。
「焼き魚の匂いぐらい許容・受任すれば」と言うべきか、「その匂いが辛い」という意見を認め合おうと言うべきか。
やいかがし鬼より嫌われる都会
一差し舞ってくれた奥さんに本当に感謝です。世の男どもも見習うべきですね!
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