2019年9月25日水曜日

えぐくはないかい

 ここ数年の異常気象は、少し情緒的に言うと「地球が病んでいる」ことを想像させている。
 23日には国連本部で、地球温暖化防止の国際的枠組みである「パリ協定」の目標達成への「気候行動サミット」が開かれた。
 8月にスウェーデンの16歳の少女が行った「学校ストライキ」は世界中に広がった。
 日本の若者も、Fridays For Future(未来のための金曜日)というような運動を広げつつある。

 このように国連事務総長をはじめ世界が「気候非常事態宣言」を発して取り組んでいるのに、日本のメディアは韓国の悪口ばかりで何かが狂っている。
 日本のCO2削減目標もパリ協定と整合せず、特に石炭火力発電所の新設は世界中から非難されている。
 維新のトリチウム汚染水の海洋投棄など論外だ。

 国連では、ドイツ、フランス、イギリス、中国、インドなど60か国の首脳らが登壇して自国の目標や取り組みを発表する。
 そんな中、日本とアメリカは登壇もしない。
 日本は、6月のG20の議長国であったにもかかわらず、発言の機会を与えられなかった。
 マスコミは、小泉進次郎がステーキ店に行ったと大きく報じたが、こういう世界の動きと日本の特異な有様をほとんど報じない。
 地球の病よりも日本政府の病の方が深刻だ。

   さて、秋になってエゴノキがたくさん実をつけている。
 エゴノキの名前の由来はこの実がエグイからと言われている。
 エグイ実というものは一般的には有毒である。(エゴノキの毒性は弱いとされているが)

 ところで不思議なことは、こういう有毒のエグイ実を多くの野鳥は平気で食べる。好んで食べると言ってもいいように思う。

 わが家の窓のすぐそばにこのエゴノキはある。カーテンを引いてあるからシルエットにはなるが、ヤマガラが飛んできてせわしなく実をついばむ。
 そうして、カカカカと枝に打付けて中身を取り出して食べている。
 この可愛い来訪者を見ながら、私は「地球環境を守れ!」の声を大にしたいと思っている。

 次の動画も必見!
 https://twitter.com/i/status/1176065242595348481

2 件のコメント:

  1. 間違って24日のコメント欄に投稿してしまいました。

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  2. こちらにコピーしました。ありがとうございました。

    ケンタ2019年9月25日 21:41
    前段部分、本当にそのとおりですね。スエーデンの16才の少女の演説には感動してしまいました。それに比して小泉進次郎の中身のないポエム、恥ずかしいかぎりです。

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