2019年4月22日月曜日

うるい

   庭の植木鉢にギボウシを放り込んでいる。なぜ「放り込んでいる」などというぞんざいな言い方をするかというと、繁殖力の逞しさについていけず、植木鉢に隔離してあるというのが本音である。
 花は紫色で、橋の欄干に取り付けられている擬宝珠に似ている。観賞用の草花。
 球根で冬を過ごし、春に芽を出しぐんぐんと大きくなる。

 その若い茎と若い葉が「うるい」という名の山菜で、それが山菜にありがちな苦味・えぐ味などが全くなく、ぬるっとした感じは極上のワケギかもしれないが、サッと湯掻いて酢味噌もいいし、各種ドレッシングも合う。そのまま生食でサラダの一部にもなる。
   わが家では、春先までは庭の水菜がサラダの主役であったが、その後のサラダの名わき役である。主役と言えるほどは採れないので「わき役」。

 写真は一番姿のパッとしない「ぬた」。
 山菜の本には、「たくさん採れた時には茹でてから干すと保存できる。干瓢(かんぴょう)そっくりで「山干瓢」と言われる」とあるが、それはまだ試していない。

 一昨夜は鍋に入れてみた。これが正解だった。
 なんと言っても小さな孫がパクパク食べてくれたから毎違いない。
 球根付きの苗、欲しい方にはお分けします。

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