2019年4月26日金曜日

カンサイタンポポ(関西蒲公英)

   直ぐ近くの遊歩道にカンサイタンポポが群生している。
 セイヨウタンポポでない在来種は珍しいともいわれる。
 セイヨウタンポポは自家受粉でも種をつけ、その数は在来種よりも多い。そしてすぐに発芽する。
 一方、在来種は他の花の花粉で初めて受粉し、その数はセイヨウタンポポよりも少なく、着地した種は秋まで発芽しない。
 そういう訳で都会では人間の土地開発によって在来種は駆逐され、繁殖力旺盛なセイヨウタンポポだけが目につくらしい。
 ニホンタンポポを駆逐した犯人はセイヨウタンポポでなく人間様だという。

   ちなみに、在来種とセイヨウタンポポの見分け方は、花の基部を包んでいる外総苞片(がいそうほうへん)が反り返っている(外来種)かどうかで、写真のとおり、全く反り返っていないから在来種で、しかも少々小ぶりでカンサイタンポポであることは間違いない。カントウタンポポならそれはそれで新発見になる。

 圧倒的にはカンサイタンポポだが、ポツリポツリとシロバナタンポポもある。
 シロバナタンポポは近畿以南(以西?)という。
 以前にシロバナタンポポが珍しいと書いた折、土佐ではシロバナタンポポが珍しくないとコメントを貰った。
   今日の話はクールジャパンとは関係ないし、まして外国に向けてのヘイトとも無関係である。
 ニホンタンポポを駆逐しているのはこの国の人間だというだけのことである。

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