2019年4月24日水曜日

シチリア人になるぞ

 朝のBGM代りのテレビで「世界ふれあい街歩き」イタリア・シチリア島編(再放送)が流れていた。
   彼の地ではごく普通なのだろうが男3人が路上ライブ?をしていた。
   シチリア民謡として有名な?「しゃれこうべの歌」を歌っていた。
 カメラ側のインタビュアーが「とても陽気な歌なんですね?」と聴くと、男は「シチリアはさまざまな民族や国に支配されて来たからね」とさらりと答えた。そういえばスペイン風の建物やアラブ風の建物もあるし、もちろんイタリアもフランスも。

映画「越境者」の主題歌にもなった
   先日、中央アジアのアーリア人の文化やゾロアスター教の印象を書いたが、ユーラシア大陸の民族の興亡、早い話が侵略戦争と逃亡の歴史は極東の孤島の人間の想像をはるかに超えている。
 哀しいからと面々と泣いて後悔して愚痴を言う演歌の対極といおうか、あまりの哀しさは、それらを突き抜けてこんな陽気な歌になったのだろう。

 選挙の結果は少々私の気を重くしているが、私もシチリア人になろう。
 堺の市長選挙もあるし参議院選挙(場合によってはW選挙)もある。
 原点に立ち返って、自分の思いを語っていきたい。

 ネット上に「新春シャンソンショー」さんのブログを見つけた。
 そこには歌詞の直訳が載せられていた。転載させていただく。
 シチリアの男3人はこの歌詞をとても陽気に歌っていた。


〽私は大砲の上のしゃれこうべを見た
 興味を持って尋ねてみた
 するととても辛そうに答えた
 (葬式の)鐘も聞かずに死んだと

 俺の人生は終わってしまった
 終わってしまって もうどこに行ったかわからない
 ここに来てから もう80年になる
 生きている人が呼んでも 死人は答えない

 この寝床をなおしてくれ
 そしてよく見てくれ
 もしここで俺の罪をつぐなえないなら
 もう一度生まれて汚れた血を流すだろう

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