2019年4月5日金曜日

ハンサムボーイ

 共産党の宮本岳志衆議院議員(比例近畿ブロック)が議員を辞職し、衆院大阪12区補欠選挙に無所属で出馬するという。
 当選後も無所属を公約し、そういう意味では全く本気で他の立憲野党との野党共闘を望んでいる。
 捨て身の作戦のようで私は男気を感じた。ハンサムボーイだ。

   宮本岳志議員といえば森友事件追及の第一人者であった。
 追及された籠池元理事長にさえ「尊敬する」と言わさせた人物で、「宮本岳志だけは国会から失ってはいけない」という声も多い。

 森友事件といえば、共産党が次々に繰り出す各種資料が話題であった。
 安倍や菅が、麻生や財務省がすっとぼけた答弁で逃げようとするのを、あそこまで追い詰めたのは、幾つかの内部告発等々であった。
 そこで国会周辺では「なぜ内部告発が共産党ばかりに行くのか?」と話題になったが、その答は「共産党は絶対に内部告発者を守ってくれる」という信頼だろう。
 事実、他の党にも情報が寄せられたが、握りつぶされたり、さらには提供者を相手側に教えてその人が報復を受けたようなことが多々あった。

 それに、企業献金による企業や、選挙丸抱えの労働組合等のしがらみのないのも決定的だろう。
 例えば原発だ。言っちゃあ悪いが、反原発が進まない裏には電力会社の政治献金があり、政党機関紙への広告料があり、そして代弁をする連合・電力労連がいるのは公然の秘密だろう。

 長いものに巻かれるような人間にはなるなと私たちは教わってきた。
 今般の選挙での投票は、この国の政治と地方政治にそういう倫理を取り戻すという性格を持っている。
 そういう風に考えて、私は共産党の議員の増加と、共産党が自主的に支援する候補者の当選を望んでいる。

1 件のコメント:

  1.  自由党は5日、宮本候補を推薦することを決定した。世の中は動いている。

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