毎年同じ時期に同じこと書くことができるのは幸せの証拠だと思うことにしよう。
1月19日は十日戎の宵戎であった。
今年は大阪の今宮戎に行ってきた。
スタートは地下鉄堺筋線恵美須町駅。
地下から出たところに「いさみ」の蒲鉾店があり、写真のとおり大いに賑わっていた。
明治生まれの亡くなった実母が娘時代にこの店で購入していたというから、少なくとも昭和初期には創業していたことになる。
あまりの人だかりに私はパスをして参道に向かった。
今宮戎では参拝した後すぐに笹を貰いに行った。
あちこちの十日戎に行ったが、このように文句なしで笹を配るのは気分がいい。
「小さいのを頂戴」といって枝ぶりのいい笹を貰った。(もちろん無料)
で、この後は「商売繁盛で笹持ってこい」である。
この素の笹を持って福娘のところへ行く。
外のえべっさんでは「ビニール製の笹」であったり「最初から有料」であったりして面白くない。
商売人は大きな笹にあれやこれや付けてもらうが、わが家では基本の吉兆プラスひとつと決まっている。なので「小さな笹」でよい。
今年は福娘に打出の小槌をプラスしてつけて貰った。何も見栄を張る必要はない。これだけでよい。
小槌はそのうち孫の凜ちゃんの玩具になるだろう。
その後大切なのは「裏に回る」ことである。えべっさんは耳が遠いから神坐に近い裏口から大きな声で願いごとをする。これもそういう習慣のない外のえべっさんでは興醒めだ。
私は「商売はええから孫の夏ちゃんと凜ちゃんがピンチの時は助けてや」と声を出して、写真のように裏口の大きな銅鑼を叩いてお願いした。
アベノミクスによって日本経済全体が沈没しそうなときに何が商売繁盛や!というお叱りの声もありましょうが、「安倍退陣によって日本経済の復興」を祈ったので許していただこう。
大阪人にとって十日戎は新春スタートの外せない「きっしょ」である。
幾人も満員電車で笹掲げ
小さい頃は、堺えびすでした。今の堺えびすの様子をどなたか教えてください。
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