恥ずかしいので胸の内だけに秘めていた「1年の計」は、「今年中に俳句あたりをどこかで一つぐらいは選んでもらおう」というもので、振り返ってみてあまりにガサツにくそリアリズムの大道を歩んできたトウの経った人生を、ここらあたりで少しは豊かにふくらませたいというものだった。
それで正月に5句ばかり捻ってみて投句した。まずは不言実行だ。
ただし、ほんとうに願いは”今年中に”だった。
それが1月中に叶ってしまったので”あわあわあわ 早すぎる!”というのが実感だ。
だから、入選など考えられもしなかったから、今朝読むには読んだが、他人の句はうんうんと頷いて読んでいながら自分の投句を見逃していて、夜になって友人からのメールで知ったというような体たらくだった。
きっと、明らかに初心者だから、誉めて伸ばしてやろうという選者の親心だろう。
「初めて投稿します」と添え書きしたのはルール違反だっただろうか。ただし、ほんとうに初投稿だった。
入選句は、獏枕無用選挙の年明けぬ である。
獏枕(ばくまくら)は新年の季語である。
悪い夢を食べてくれるという獏の絵を枕に敷いて寝れば好い初夢を見ることができるというから、ほんとうに好い初夢が正夢になった。
正月の初夢のことでもあるが、節分の夜という習慣もあったようだ。もうすぐ節分だ。
吉兆を飾り浪花の新年会
昔「バクの飼い主になりたい」と言うエッセー集のような本を読んだことがあります。それを思い出しました。
返信削除22日のあかはた新聞で「長谷川喜八」様の俳句を拝見しました。
返信削除やっぱり!貴方でしたか、入選おめでとうございます。
23日に友人に会ったら「無用選挙って何や?」と尋ねられた。
返信削除リズムとしては5、3、4、5、計17音のつもりですが、8、9、でも如何でしょう。
文字で書けば、「獏枕無用。選挙の年明けぬ」で、「もう”悪夢を食べてくれるという”獏枕は無用だ。悪夢の根源である安倍自公維政治を止めさせる選挙が目の前だから」という気持ちです。