ロックバンド、クィーンのフレディー・マーキュリーの伝記映画だった。
私は1070年代~90年代などは脇目もふらずに走ってきたので、クィーンもフレディーも知らないまま、この映画の宣伝あたりからウィ・ウィル・ロック・ユーが彼らの歌だと知った程度で観に行った。
映画としてみると、フレディーの悩みも挫折も描き方が淡白な感じがした。
移民、宗教、容姿、ドラッグ、LGBT、そしてエイズ、・・問題提起を誰がどれほど受け止められただろうか。
ヨーロッパキリスト教文化からすると相当重い問題提起のようなセリフが頻繁かつあっさりと登場していた。
が、考える間もなくロックが始まった。
ただ、私自身突っ走っていたがあの時代の雰囲気はよくわかる。
そして、音楽映画だと思えば素晴らしい出来だった。
字幕入りのロックはありがたい。
実写と上手くオーバーラップさせた技術もいい。
あの時代のクィーンのファンだったなら涙が止まらないだろうなと想像できる。
正月のテレビはほとんど観ていない。
それを補って余りあるひとときだった。
ただ、どうして彼は「ママ、生まれてこなきゃよかった」と歌ったのだろう。
世間ではゲイであることの悩みというのだが、ゾロアスター教、キリスト教の下での悩みの深さは私には解らない。
Bohemian にしても Rhapsody についても、その語の秘めている意味は単に自由奔放というノーテンキなものではなさそうだが。
若干消化不良気味のまま帰ってきた。
ボヘミアン辛い大地のラプソディ
追記 クイーンのギタリスト、ブライアン・メイもホワイトハウス宛て辺野古埋め立て中止の署名を呼びかけている。
ロックンローラーもそうでない者も、意気に感じて賛同してほしい。
0 件のコメント:
コメントを投稿