お正月ぐらい贅沢をしても罰は当たらないだろう。といって、世間の標準からいうと質素なものである。それも、自分で買ったものでなくイタダキモノなのだから、何をかいわんやである。
夫君の実家で元日を迎えた凜ちゃんファミリー(娘ファミリー)が3日に来てくれたが、その手土産が『鮒ずし』だった。
私の見たところ安物ではなくちょっとしたものだった。
事実、非常に美味しかった。(写真は一部)
テレビのリポーターならさしずめ「あま~い!」だろうが、甘くなんかない。
生臭くもないが、発酵臭と腐敗臭の違いが判らない子どもは吐き気を覚える。
日頃「異論を認め合う」を信条としているが、この違いの判らない人とはあまり食談義をしたくない。
お節の行事食としての満腹感とは別の質的満腹感を味わった。
あまり親との会話が多い方ではなかった娘であるが、その娘夫婦が「土産はこれにしよう」と鮒ずしを選んだか!と、ある種の感慨が満ちてくる。
子ども達(息子と娘)は確実に大人である。
親としてこれ以上の幸せはない。
鬼は節分のやいかがし(焼嗅)に退散するというから、お正月の鮒ずしには尻尾を巻くに違いない。新年は好い年になりそうだ。
鬼よ来るな祝い膳には鮒の真子
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